フィラリア(犬糸状虫)について

フィラリアシーズンは、多くのワンちゃんが来院され、待ち時間が長くなる傾向があります。

ご自宅で受付を済ませて、順番が近づいてからご来院いただけますので、是非ご利用下さい。 → ご利用はこちらから

 

なお、午後や土曜日は混雑することが多いので、平日の午前中の来院をおすすめ します。

 

 狂犬病注射がお済みでないワンちゃんはご一緒にどうぞ。

フィラリア予防薬を与える前に、必ずフィラリア検査を受けましょう!

    フィラリア予防がしっかりできているか毎年必ず確認しましょう。

 

●感染に気づかずに予防薬を与えると、ショック症状を引き起こすことがあります

 

●感染初期には特に症状を示しません

(喀血や腹水が溜まる等の症状が現れた時点では相当進行しています)

 

●発症前に感染していることが分かれば、早期治療を行うことができます

 

フィラリア検査と同時に、同じ血液で健康診断もできます!

こんなワンちゃんにおすすめ

 

 ●この1年間で一度も血液検査を受けていない

 

 ●何度も採血するのはかわいそう

 

 ●この時期しか血液検査をする機会がない

 

隠れている病気を早期発見・早期治療できるよう、

少なくとも1年に1回は(それでも犬にとっては4年に1回です!)健康診断を受けましょう。

 

より詳しい健診をご希望の方は、いろは健診のページをご覧ください。

フィラリア Q and A

フィラリアに関して、素朴な疑問を感じることがありませんか?

 

飼い主様からよく聞かれる質問をクイズ形式にまとめてみました。

クイズに答えながら知識の整理をしていきましょう。

第1問 フィラリアの予防薬を飲むと、フィラリアに感染しなくなる?

 

第2問 予防薬を飲むと、飲んだ日から1か月間、効果が持続する?

 

第3問 蚊が飛んでいたら、すぐに予防を始めないといけない?

 

第4問 蚊を見かけなくなったら、予防薬は与えなくていい?

 

第5問 外に出ない犬の場合、フィラリアの予防はしなくても大丈夫?

 

第6問 蚊取り線香を焚いているから、フィラリアの予防はしなくても大丈夫?

 

第7問 フィラリアは犬の病気だから、猫は予防しなくても大丈夫?

 

第8問 フィラリアはかかってから治療すれば大丈夫?

 

第9問 元気なのでフィラリアの検査はしなくてもいい?

 

第10問 フィラリアの予防をうっかり忘れていたから、今年はあきらめて来年から予防を始める?

いかがでしたでしょうか?

正解は、すべて × です。

 

その理由を詳しく解説していきます。

第1問 フィラリアの予防薬を飲むと、フィラリアに感染しなくなる?

 

フィラリアの予防薬を飲むと、フィラリアに感染しなくなるのではありません。

正確には、蚊に刺されることで一旦フィラリアの子虫(ミクロフィラリア)に感染します。

子虫が成虫に育って心臓に寄生する前に、子虫の間に殺してしまうのがフィラリア予防の仕組みです。

第2問 予防薬を飲むと、飲んだ日から1か月間、効果が持続する?

 

予防薬は、飲んだ日から1か月間、効果が持続するのではありません。

感染した子虫を1か月分まとめて駆除しています。

第3問 蚊が飛んでいたら、すぐに予防を始めないといけない?

 

蚊が飛んでいても、すぐに予防を始める必要はありません。

ある程度、気温が上昇しないと、蚊の中でフィラリアの子虫は感染力を持ちません。

地域差や年較差がありますが、この辺りでは5月から予防を始める必要があります。

第4問 蚊を見かけなくなったら、予防薬は与えなくていい?

 

蚊を見かけなくなっても、予防薬を与える必要があります。

上述したように、1か月前に刺されて感染した子虫を駆除するために、シーズン最後の投薬は非常に重要です。

第5問 外に出ない犬の場合、フィラリアの予防はしなくても大丈夫?

 

外に出ない犬でも、フィラリアの予防は必要です。

室内にも蚊が入り込むことはありますし、車の乗り降りの際など蚊に刺される可能性があります。また、犬は蚊に刺されたことを伝えることもできません。

フィラリア症は、一旦かかってしまうと苦しい思いをしながら寿命が短くなってしまう悲惨な病気です。

かかってから後悔するのではなく、安心して暮らせるようにしっかりと予防しましょう。

第6問 蚊取り線香を焚いているから、フィラリアの予防はしなくても大丈夫?

 

残念ながら、蚊取り線香にはフィラリアの予防効果はありません。

蚊に刺されることを完全に防ぐことはできませんので、たとえ蚊取り線香を焚いていても、フィラリア予防は必ずしましょう。

第7問 フィラリアは犬の病気だから、猫は予防しなくても大丈夫?

 

フィラリアは犬だけの病気ではありません。猫にも感染する ので予防が必要です。

最近の国内の研究で、約10%の猫が、室内飼育、室外飼育を問わず、フィラリアに感染していることが分かってきました。

猫のフィラリア症は、犬のように確実な検査法が確立しておらず、また、効果的な治療法もないため、予防が最善の対策です。

第8問 フィラリアはかかってから治療すれば大丈夫?

 

フィラリアはかかってしまうと、心臓や肺に修復不可能なダメージ(障害)を受けます。

治療によってフィラリア成虫が駆除できたとしても、このダメージは元に戻りません。

後になって腹水が溜まってきたり咳が続いたりと後遺症に苦しむことになりますので、

かかってからでは遅いということになります。

第9問 元気なのでフィラリアの検査はしなくてもいい?

 

元気でもフィラリアの検査は必要です。

感染初期には特に症状を示しませんが、感染していることに気づかずに予防薬を与えると、ショック症状を引き起こすことがあるため、毎年、血液検査でかかっていないことを確認してから、予防薬を与えることが重要です。

また、フィラリア症は、時間とともに心臓や肺に修復不可能なダメージが蓄積されていきますので、検査によって発症前に感染していることが分かれば、早期治療を行うことができます。

第10問 フィラリア予防をうっかり忘れていたから、今年はあきらめて来年から予防を始める?

 

フィラリア予防をうっかり忘れていた場合でも、

あきらめずに至急当院へご相談下さい

その他、分からないこと、気になることがあれば、いつでもご相談ください。

しっかりとした知識を持って確実に予防することで、安心して過ごしましょう。

  

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